アニメをテープ起こしした話。-ラブライブ!二期#6
テープ起こし、という作業がある。
そもそも「テープ」という言葉自体が死語である。今だったらHDD起こし、とかSSD起こしになるのかしらという考えはおいておくとしても、20代の自分には少し馴染みの無い言葉だし、知ってた自分の方が奇特なのかもしれない。
テープ起こし(テープおこし)とは、講演・会議・座談などで録音された人の言葉を聴き取り、その内容を文章に直す作業である。
ふんふん。
そしてどうやら、講演会の録音をテープ起こしするバイトがあったり、ラジオを聴いてその内容をテープ起こしするちょっと昭和臭い趣味があったりするのだ。というとこまでは調べた。。
で、私はラブライブ!(特にアニメ第2期)が大好きである。
好きすぎてパソコンをするとき、食事をするとき、勉強時に至るまでとにかく録画したアニメをBGM替わりにエンドレスリピートしていた時期がある。そんなに見ていたらさすがにぼんやり台詞も覚える。
そしてふと思った。
これ文字にできるんじゃね?
絶対先駆者がいるはずだし、コツとか書いてないかなとなんとなくググってみたら…
びっくりするぐらいヒットしない!えっアニメの台詞書きだす人っていないの!?
そんなわけでおそらく世界初。ラブライブ!アニメ第2期6話「ハッピーハロウィーン」をテープ起こしした全記録。何事も傾向と対策。
1「素材決め」
ラブライブ!の中でも特に好き、かつ場面転換の多い第6話に決定。
ざっと書きだすだけでも、
- 冒頭の人形劇
- 部活コスプレシーン
- お互いのものまね
- 「新たなμ'sを見せてやろう!」
- dancing stars on me!ライブシーン
こんなに見どころが…!
2「方法」
もちろん録画してHDDに入っているものやBDを使用するのが筋ではあるが、今回はとにかく再生、停止、巻き戻しを繰り返しまくる手間を考えて中華サイトのお世話になることに決定(小声)
聞き取る→ペンで書きまくる→巻き戻す→赤ペンで訂正
を繰り返す手法を編み出す。
3「結果」
死ぬほど疲れる。Bパート突入ぐらいで諦めたくなる。
要因①
アニメは会話スピードが速い。ラジオみたいに「ここで一曲」とか休んでくれない。
要因②
アニメは細かいアドリブや、意識しないと聞こえない台詞が多い。ヘッドフォンをべったり耳に押し付けて聴力検査ばりの集中力を発揮しよう。
4「感想」
二度とやらないと思う。しかしいいこともある。
さすがにここまでやったら冒頭10分ぐらいはほぼ完璧に覚える。なんならBGMを含めて脳内完全再生ができる。OPも歌おう。
もっと気合いを入れれば30分アニメ一本丸暗記も十分に可能なはず。
「前回のラブライブ!\ジャーン!/」から再生すれば眠い授業や会議だってどんとこい。
この方法であなたの辞書に「退屈」の2文字は存在しない…はず。
そんな私の無駄な努力の一部をここに書きだして供養としたい。
場面はアバンの「ハンバーガーショップ」だ。
穂:ハロウィーンイベント?
絵:ええ、みんなハロウィンは知ってるでしょ?
花:あー、ここにも飾ってあるかぼちゃとかの?
絵:そう。実はアキバをハロウィーンストリートにするイベントがあるらしくてね。
地元のスクールアイドルであるA-RISEとμ'sにも出演依頼が来ているのよ
穂:ほぇー、予選を突破してからというもの、なんだかすごいねぇー
真:でもそれって歌うってこと?
希:そうみたいやねー
真:ありがたい話だけど…この前のファッションショーといい、
そんなことやってて いいの?最終予選も近いのに…
に:そうよ、私達の目標はラブライブ優勝でしょ?
絵:確かにそうだけどこういう地道な活動も重要よ。イベントにはテレビ局の取材も来るみたいだし
に:テレビ!?
真:態度変わり過ぎ。
花:A-RISEと一緒ってことはみんな注目するよねー。緊張しちゃうなぁー…
凛:でも、それだけ名前を覚えてもらうチャンスだよ!
に:そうよ!A-RISEよりインパクトの強いパフォーマンスでお客さんの脳裏に私達の存在を焼き付けるのよ!
穂:おぉー…真姫ちゃん!これからはインパクトだよ!
真:はぁ…ところで穂乃果…
穂:おっ?
真:あなた、こんな所にいていいの?
花:生徒会の仕事は…
穂:あぁっ!!
海:ごきげんよう。
こ:さ、探したんだよー…
海:へぇー。これからはインパクト…なんですねぇ。
穂:あはははは…うぅ…こんなインパクト、いらない!
→♪さぁーヒュメをー(OP)
→アバン終了
文字にしたらこんなに短い!努力が反映されない悲しさ!
Let'sTry!(白目)